2016年3月8日火曜日

酸素カプセルで儲ける必要条件

酸素カプセルって儲かるの?


妻と私とブルータス(我が家にステイしている留学生17歳男子)の3人で三宮はセンター街のカプリラという酸素カプセルに行ってまいりました。

手前のカプセルに写っている手は⁈心霊写真ではなく、ブルータスです。


ところで、酸素カプセルって効果あるんでしょうか?行った人が聞くことじゃないですね。

数回では効果を実感できないのと、初回に体感できる効果に対して値段設定が高めに設定されているのがウィークポイントです。

 業務用の酸素カプセルの値段は約200万から400万円です。

酸素カプセルの料金は「カプリラ」の場合60分で3千円。平均的な酸素カプセルの値段が間をとって300万円とすると1,000回=1,000時間で投資を回収することとなります。

 1,000時間というのはどういう時間でしょうか?1日の営業時間を10時間とすると稼働率100%でも回収に100日かかるということです。これにランニングコストとしての店舗賃料・光熱費がかかります。

 このビジネスの弱点は(当然のことですが)一台の機械を一人しか利用できない点です。どんなに繁盛しても機械の台数でアタマ打ちとなるのです。

言うまでもなく、実際に毎日稼働率100%を達成することは不可能です。顧客層をビジネスマンとした場合、一週間の大半を占める平日で利用されるのは営業時間の30%程度でしょう。

予約がカブることも加味するとさらに稼働率は下がります。成功した店で稼働率30%というのがカベになるのではないでしょうか。(30%という数字に根拠はありません)

 加えて、店舗の敷金礼金や内装工事はあまりかからないと思いますが、店舗としてスタートするイニシャルコストに300万から500万円は必要です。

 自分に一切お金を入れない前提に加えて、たとえ成功した場合でも、投資の回収だけで2年から3年はかかるということです。

しかし、装置ビジネスですので、損益分岐点を超える売上が上がる程度の固定客が付けば、時間がかかってもいつか投資を回収出来ます。

ひとたび投資を回収すれば後は左ウチワ…(ここで数回では効果を実感しにくいというポイントが効いてきます)

アナタならやりたいですか?ここでは読み物として、厳しい前提を置きましたが、初期投資とランニングコストを抑える事が出来る方なら十分魅力的でしょう。


以上、千日草のブログでした。

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