百貨店のブランドの対価についての考察
買ってから2週間で破れてしまったブランドジーンズの交換を百貨店で成功させてから、百貨店のブランド=ステータス、というものについて少し考える機会になりました。
最近元気のない百貨店ですが、百貨店の収益の根源は何だったんでしょうかね?そこがヒントかなと思います。
以下は、千日の頭の中での会議形式で話が進みます。
…………
私A「お疲れさん」
私B「簡単過ぎて拍子抜けだったな」
私C「ところで、消化仕入って何?」
私B「ああ、それな。売れた分だけ仕入れるっていう、百貨店特有の仕入形態だよ。デパートのブランドショップで買い物すると、そこの店員が代金と商品を預かって一旦何処かに引っ込むだろ?」
私C「そういえば、そうだっけ」
私B「アレは百貨店のレジに持って行ってるんだよ。あの瞬間に百貨店はショップから商品を仕入れて、同時に売上を計上してるってこと」
私C「じゃあショップは客じゃなくて、百貨店に売ってるんだね」
私B「計算上はそうなるな、百貨店からショップへは売上から場所代を差し引かれた代金が振り込まれる。だいたい売上の30%前後ってとこか」
私C「そんな取ってんの⁈てか何でそんなこと知ってんだよ⁈」
私B「消化仕入というのを踏まえて、百貨店の決算見たらだいたい推測できるぞ」
ショップは集客力の対価として手数料を払い、客はブランドの対価として割高な代金を払う
私A「それは、百貨店の集客力の対価としてショップが払ってる手数料なんだが、その分客は割高な代金を払ってるわけだ」
私BC「お前いたの?」
私C「百貨店のものが高いのは、そうゆうカラクリがあるんだね、客が集客力の対価を負担するのって変じゃない?」
私B「集客力の対価ってのはショップから見た対価の性格で、要は売上比例の家賃だぜ」
私A「家賃の本質は場所の使用収益の対価なんだよ、本来売上比例とは相容れないはずなんだ」
私B「何が言いたい?」
私A「あれの本質は百貨店のブランド料じゃないないかな?ならば客が負担するのも理解できる」
私BC「ほう」
私A「客は百貨店で買い物をしたというステータスの対価として支払ってるんだよ、百貨店の業績が年々右肩下がりなのは、そのステータスの低下を反映したものなんだ。梅田の阪急百貨店はその点、依然として高いレベルを維持してるね」
私C「なるほどね」
私BC「なんだかんだで、良いところ持って行きたいんだなAは」
0 件のコメント:
コメントを投稿